痛みの軽減方法

坐骨神経痛の痛みは、突発的に表れるものもあり、その場合は夜も眠れないほどの激痛に見舞われるともいわれています。
このように急に痛みに襲われた場合に、少しでも痛みを軽減させる方法を憶えておくのがいいでしょう。

まず1番重要だといわれているのは、動かないで安静にすることです。
突発的な痛みの原因は、筋肉の炎症が多く、身体を動かさずじっとしていることで、炎症を落ち着かせることができます。
その安静にしている場合の姿勢については、左右どちらかで楽な方向に横になって、両足を曲げて若干前屈みとなる、海老ような姿勢がいいとされています。
仰向けのほうがいい場合には、膝を曲げたり、膝の下に毛布やクッションを入れて床と身体との緩衝材とするのがいいでしょう。

そして、後ほど病院で受診する際に、医者に状況を正確に伝えられるように、どこが1番痛むのか、どのように痛むのかを自分で把握しておくことが重要です。
横になり、痛みの度合いが安定してきたら、その痛みの部分を冷感の湿布や冷却ジェルなどで冷やすのがいいでしょう。
冷やすことで炎症が治まる場合があります。

身体を動かすことで痛みがぶり返すのならば、コルセットを腰に巻いて身体を固定するのがいいでしょう。
コルセットが見当たらなければ、大きな布などでも構いません。

炎症が治まり、坐骨神経痛の痛みが緩和されたら、すぐに病院で受診することが望まれます。
痛みが引いたからといって、病院に行かずに放置すると、余計に病状が悪化してしまいます。