日常生活にも気をつける

坐骨神経痛は、坐骨神経を圧迫されることで起こる神経痛の1種で、1度罹患すると完治が難しいといわれています。
原因の病気にはさまざまなものがありますが、主に腰に掛かる負荷が原因となった椎間板ヘルニアが多くなっているようです。

坐骨神経痛を患った場合には、痛みを緩和する治療を行うと同時に、日常生活にも気をつけなければなりません。
腰に負担が掛かるような行動は極力避けることが重要となってくるでしょう。
例えば長時間に及ぶ立ち仕事や、同じ姿勢でのデスクワークをすることは最もよくないといわれています。
仕事上やむを得ない場合には、腰をコルセットで保護したり、定期的に腰を動かすストレッチ体操を行いましょう。

また重いものを持ち上げることは、急激に腰に負担を掛ける行為となります。
物を持ち上げるときには、出来るだけ腰を屈めないようにするのがいいでしょう。

骨盤を歪めるような姿勢も、坐骨神経痛を増加させる一因となります。
椅子に腰掛ける際に足を組んだり、荷物をいつも同じ肩や手で持つことも、身体のバランスをきちんと保てなくなるのでやめるべきでしょう。
寝る際に、敷き布団が柔らかすぎると、体重を支えきれなくて腰に負担が掛かるともいわれています。

そのほか身体が冷えると筋肉が収縮や緊張をしてしまい、余計に坐骨神経を圧迫しやすくなってしまうので、注意しなければなりません。
食生活を見直すことでカルシウムを摂取し、体重増加によって腰に負担を掛けないようにすることも重要だといえるでしょう。